講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

第12回 ヴァリエテ

本当は前期のまとめをやろうと思っていたんだけど、体調を崩し週末に授業準備ができず。声もつらいので、今日は急遽映画上映ということにさせてもらいました。E.A. デュポン監督の「ヴァリエテ」(1925年)。普通に楽しめたのではないかと思います。ドイツ表現主義の特徴や映画的知覚のさまざまなレヴェルを見て取ることができたとしたらなお結構。


ところでちょっと気になってエミール・ヤニングス(主演俳優)について調べてみたら、どうやらあの映画に出演していたとき彼は今の私と同年齢だったようです・・・もっとも私としては「最後の人」がこれより1年前の作品だったということの方が驚きですが。ちなみに「嘆きの天使」は1930年。


なお、来週明学での休日授業では、私の個人的な趣味でお勧め映画などを紹介する予定。そして次の週から青学、明学ともにドゥルーズに戻ります。