講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

第4回 Cinema1第2章

先週はお休みにしてしまって大変失礼しました。とくに青学は朝なので来てしまってから休講を聞いたのではないかと。申し訳ありません。


本日からCINEMA1第2章。まず運動に関するベルクソンのテーゼが、画面構成、カット、モンタージュという映画の基本的な三つのレヴェルとどのように関係するのかを概説。その上で、その一つである画面構成の問題を、とくに「オフ」の扱い方という点において簡単に考察してみました。そこで見てもらったのが、アルフレッド・ヒッチコック監督『マーニー』の1シーンと、ジャン・ルノワール監督『ゲームの規則』のやはり1シーン。ドゥルーズによればこれら二人の監督は画面の外の使い方において極めて対照的であるということなんだけど、映像からそれが感じ取れましたでしょうか?次回は、カット、モンタージュ(第3章)へと進んでいきます。