講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

第2回

フーコーの主要著作のうち、『狂気の歴史』から『知への意志』までを概観。来週は、80年代の著作を紹介し、フーコーの研究活動全体を貫く一貫性についてざっと説明した後、それぞれの著作についての詳細な解説へ。まずは『狂気の歴史』から始めます。

授業の最後に書いてもらった質問&コメントのなかで、授業の予習や復習はどのようにすればよいのか、というものがありました。配布したプリントを読んだり授業で紹介した本を読んだりすることのほかに、授業での話をもとに日常出会うものについて今までとは別のやり方で考えてみるというのも「復習」として有効です。というか、それができるようになってもらうことこそこの講義の目的であるとも言えるのですが。その他、いろいろとおもしろい質問があったので、次回そのうちのいくつかを取り上げて説明するつもりです。


なお、エミさんを囲んでの日仏交流の会、来週の授業のあとでと言ってしまったんだけど、本当は再来週の5月2日にやろうと考えていたのに間違えてしまいました。再来週の方が休日前でちょうどよいかと思って。なので来週は軽くお茶か食事ということにして、再来週は他大学のメンバーも一緒にわいわいやれればと考えています。