講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

2010-12-20から1日間の記事一覧

作家主義

本日はバザンのテクストを最後まで読了。映画監督が作家に匹敵するものとなるという、よく知られている彼の主張にたどり着きました。 映画上映はレオス・カラックス監督「ポンヌフの恋人」。激しいカメラの動きは、アベル・ガンス以来のフランス映画の伝統と…

決断主義

本日は、今年度の授業の総まとめ。フーコーの研究の三つの軸について簡単におさらいした後、彼の主張をどのように受けとめればよいのかについて、ポール・ヴェーヌの著作をもとに解説しました。何をなすべきかを語るのではなく、何かをなすために役立つ手段…